EDUCATION

研修について

プログラムの特徴

救急で活躍できるホスピタリストを養成

当科は、発足以来北米型ER救急で活躍できるホスピタリストの養成を行ってきました。
本研修プログラムでは、当科以外の北米型ER救急を実践している専門研修連携施設や、先駆けてホスピタリストを導入している専門研修連携施設においても研修を行うことで、より急性期に強い総合診療専門医の育成を目指しているのが特徴です。充実の研修プログラムには3つの特徴があります。

当院の総合診療医養成プログラムでは、立地条件に恵まれ急病症例が豊富という当院の特徴を活かして、多種多様な症候・疾患を経験することができます。ベッドタウンの中にある大学病院付属の救命センターということもあり、救急車で来院される患者だけでなく、ウォークインの患者が非常に多いことが特徴です。大学病院でありながら市中病院のような側面もあるハイブリットな救急外来です。勤務帯の終わりには、経験した症例全てについて必ず振り返りを行い、生じた疑問点についてはevidenceを確認し、ディスカッションしています。

医学部総合医療学教室とタッグを組み、臨床研究も盛んで博士号の取得をサポートしています。また、専門研修プログラムでは、最先端の医学・医療を理解すること及び科学的思考法を体得することが、医師としての幅を広げるため重要と考えています。専攻医は原則として学術活動に携わる必要があり、年 1 回は国内学術大会等での発表(筆頭に限る)と3 年に最低 1 編の論文発表・海外学会での発表(筆頭に限る)を行います。
(*博士号の取得は任意で、必須ではありません。)

救急総合診療科の勤務体制は、後期レジデントのみならず、初期研修医~スタッフまで全て、完全シフト制です。onとoffがはっきりしており、offの時間にはプライベートな生活をゆっくり楽しみ、on timeには仕事と学習に集中できます。できるだけ多くの症例を診て勉強したい医師はもちろん、プライベートな時間を確保したい子育て中の医師(女性のみならず男性も)にも最適な環境です。